ドイツの名門自動車メーカー「ダイムラー」が敢行した「徹底的な自社改革」の全容
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先日現職場で抱える問題を弁護士に相談した際に、海外のベンチャーと国内ベンチャー的なオーナー会社の比較論に話が進み、第三者からの投資を受けてスタートアップする海外と、国内のようにオーナー社長が正に所有する会社ではトップの覚悟の持ち方が違いすぎると。
投資家やお客様、そこで働く皆さんの信用、信頼に事業を通じて応えようとする前者と、自分のやりたいことをやりたいがためにステークホルダーを無視しがちな後者は全くの別物とのこと。
国内はベンチャーに見えても、自己欲求を満たしたいだけの仮面ベンチャーが多いので気をつけなくては行けないと教えていただきました。
先ずは外部投資家からの投資を得ているのか?(銀行借り入れだけに頼っているようでは事業価値は低いと投資家に見られている可能性が高いとのこと)、社外取締役がいるか?(自己欲求を満たしたいだけの経営者はこれを嫌がる傾向が強い、色々言われたくないから)、エグゼクティブコミッティ的な経営チームが組成されているか?(我が意見を通したいので、日本では社外取締役同様に組成されていないケースがほとんど)などなどが挙げられるそうです。
カリスマ的な経営者が組織をリードするには成長には必要ですが、それが長くは続けられないので、成長をコミットできる組織づくりが経営の最たる仕事だと思いますし、経営トップの器以上に会社は成長しないと思いますね。自社組織文化に少しでも影響を与えた結果はあったので、それは良しとして自動車メーカーとして何をやるのか(車の社会への責任など)、ここの持って行き方次第なのかもしれませんね。
製造方法、販売方法を含めテスラはまったく別な事をやり切ってしまいました。レガシーが無い新興メーカーの発想はレガシーメーカーには脅威だと思います。メルセデスは常に最高峰の自動車を作る使命がありますが、新しい手法で最高峰が可能なのか、とても興味深い事です。