[21日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは20日、マイクロソフト(MS)が業務ソフトウエアでの支配的な地位を利用し、顧客に自社のクラウドサービスを利用させているとして米連邦取引委員会(FTC)に苦情を申し立てた。ニュースサイトのジ・インフォメーションが21日に報じた。

報道によると、グーグルはマイクロソフトが業務ソフト「オフィス365」のライセンス条項を利用し、クラウドサーバー事業「アジュール」の契約に顧客を縛っていると主張している。

クラウド分野は少数のプレーヤーが支配的地位を握り、多くの企業がクラウドにサービスを移行する中で重要性も高まっていることから、米英などの規制当局が締め付けを強めている。

グーグルとマイクロソフトは、ロイターのコメント要請に返答していない。FTCはコメントを控えた。