米プルデンシャル幹部「保険と資産運用の融合、潮流に」
日本経済新聞
20Picks
コメント
注目のコメント
「資産運用」も「リスク移転(保険)」も主要な4種類の金融機能のうち、将来の資金需要に備えるという点で共通していますが、前者は確度の高い将来の目的に備えるのに対し、後者は不測の事態に備えるものであったり、前者は利用者自らの現在の資金もしくはキャッシュフローを原資とするのに対し、後者は他の利用者の資金も原資にしたり等、その用途や機能、付随する税制優遇等も異なっています。
日本人はどちらかというと保険商品を用いた将来の備えに偏っていますが、今後は資産運用との組み合わせの適正化が進むと思われ、金融機関のサービスとしても利用者のライフステージや将来の目標等に応じたそれら機能の最適な組み合わせの提案等の存在感が大きくなっていくと予想しています。銀行にいた頃に市場部門の人にオプションを保険のような形で個人に販売できないか?という相談に行ったことがあります。計算は異なるのですがエンドユーザーから見た便益が変わらず業法的にも銀行員だけでの販売が可能なので。
ただ市場部門からは「は?」と一蹴されましたが。結局金融商品が高度化すればするほど統計的にに正しいっぽいところに収斂していくわけなので垣根なんて無くなっていくんでしょう。