【深井×橋爪大三郎】国際秩序のカギは、日本にあり
NewsPicks編集部
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橋爪先生との対談後編をお届けします。国際秩序のカギは日本であるとの視点はとても新鮮でした。
連載は、来週最終回を掲載させていただきます。あと少しですが、お付き合いいただけますと幸いです。構成を担当しました。
中国の社会主義市場経済はなぜ上手くいっているのか。
日本の資本主義は何が問題なのか。
その対比から、現代のさまざまな問題の根幹が見えてきます。
前編と合わせて、ぜひご覧ください。毎度面白いです。個人的な意見をまとめたいと思います。
「中国は伝統的に、「中国が上で、他の国は下」という考え方で、2000年やってきた。これ以外の考え方をよく知らない」
この考え方は、中華人民共和国という国名に隠れている、「世界の”中心”に咲く”華”(はな)」にあてはまるなと思いました。つまり、自分たちのゆるぎないシステムを持っている、いいか悪いかは置いておいて。
日本は植民地時代が正式にはなかった稀有な国ですが、「日本の資本主義の変なところ」という点において、日本独自のシステムが崩壊していると思います。マックスウェイバーの「プロテスタンティズムと資本主義の精神」で描かれているように、各国は各国の資本主義のシステムがや精神があると思います。ですが、今はグローバル資本主義しかビジョンとしてない。しかしグローバル資本主義と日本の精神の間にはズレがあり、精神を失った日本は内面から崩れている、そんな風に思っています。
日本型の資本主義、または指標というものはないのかなと、ド田舎で考えに耽ってます。