東京大学に“意識の高い”学食ができたワケ 「健康的でトレンドに合った食事が感度の高い人を惹きつける」と准教授
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いわゆる生協の学食はあまり美味しくないなどの話がありますが、結構店長(意思決定層)次第な部分がある気がしています。わが母校は店長が変わって質が落ちたと不満続出だったとか。
学食は経営状況も良いとは言えないので、結局質をある程度担保したほうが良いのかと思いますが、一定の層を見切っているので苦学生のセーフティラインを減らしたとも取れるので、なんとも言えませんね。少なくとも東大だから複数の食堂がある前提でできることで、小さい大学では無理な話かと。
とか思いましたが、地方国立大の母校はレストランとカフェは1つずつあったので、似たようなものかと思いますが、客数は相対的に少なめなので、役割分担といったところでしょうか。何とも言えませんねぇ。
ちなみに、名古屋大学では1000円でひつまぶしが食える食堂があります。学校の食事は教育だと、こちら米国に来てつくづく感じます。給食のある日本では、普段どんな食事をしている大人でも、ある程度はどんな食事がバランスの取れた食事なのか、健康に良い食事とは何なのかを知っています。これは学校給食の果たしてきた役割が大きいのではと感じます。
米国では、そもそもバランスの良い食事、健康に良い食事と言っても全くピンとこない人も少なからずいます。ピザとポテトといった食事が基本となる食事だと考える人もいます。
大学も教育機関として、「健康的な食事」をサーブしてくださることが、引き続き学びにつながるのだと思います。「健康に悪い」食事をしている人でも、少なくともそれが「健康に悪い」と認識できているだけで大きな一歩なのです。
私はタイトルと異なり、むしろ健康と食に関する「意識が低い」状態でいられる、そんな学食なのではと感じました。食に関わる研究(食農教育)をしているので非常に興味あります。
1000円という単価は学生食堂にしては高いと思いますが、万人受けではなく感度の高い人に向けているのであればそれでもいいかと。
その場合、アーリーアダプターから口コミ等で徐々に感度や食、SDGsに対する意識が波及効果のように広がっていくことが期待できると思います。