ヨーロッパ、世界の2倍のペースで温暖化 国連機関など報告書
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今回の報告書によれば、ヨーロッパでは世界平均の倍の速度で気温が上昇しています。ヨーロッパの気温上昇幅がほかの大陸より大きい理由の1つとして、緯度が高い地域のほうが、温暖化が進んだ際に影響を受けやすいことが挙げられると思います。なお、世界の上昇は100年あたり0.74度ですが、日本はこの100年で1.3度の割合で(気象庁・気候変動監視レポート2022)、ヨーロッパだけの話ではありません。
思うに、「自然は変えられるもの」と考える欧米と、「自然は受け入れるもの」と考える日本で、気候変動を何とかしようという意識の差に結びついているのではないかと思います。ここでいう「自然」は、「過去の人間の行動によって出ている影響」を含めた”自然”として日本ではまるっと受け入れられていて、日本人は変に達観しているというか、何としてでも未来を変えなければという意識に繋がってこない印象を持っています。去年の夏は猛暑で超過死亡が16,000人出たとのこと。ライン川が干上がって海運が滞りインフレを加速させる要因となりました。今年はエルニーニョが発生、夏場を前に早くもライン川の水位は危険レベルまで下がっています。穀物市況、エネルギー価格、過度な楽観には注意しておくのが得策だと思います。
地球温暖化については色んな意見がある。私の周りにも「地球温暖化などある団体の陰謀だ」と言っている人が結構います。
私は気象の専門家ではありませんが、「温暖化は起こっていない」と証明できないかぎり対策は急務だと思いますし、それが次の世代への責任だと思います。