MIT経済学教授ダロン・アセモグル「技術はエリートに都合よくコントロールされ、利用されてきた」
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「しかし、一番はアセモグルの頼んだ黄河ビーフだ。きのこ、発酵した葉野菜、自家製塩漬けチリペースト、バナナピーマンが入った香り高いスープに、その汁を吸い込んだ柔らかい牛肉が入って出てくる」
(注: 経済学者との対談記事)
「この研究で示されるのは、産業革命のような大規模な技術的革新によって、労働者階級全体の賃金が均一化される可能性だ」
この辺り、グローバル化によって先進国の中産階級の下駄が外され、AIによってホワイトカラーの下駄が外されつつある事象の解釈にも援用できそう。テクノロジーの行き先は下々の均一化。覚えておこう。
「ヒエラルキーが拡大し、実質賃金も、自由度も下がってしまいました。その状態から抜け出せすのに、経済学の法則は役立ちませんでした」
つまりテクノロジー「だけ」では大衆の福祉に繋がらない。そこでこの教授が強調するのは草の根の社会的闘争や組合、進歩的な政治といった非市場的なカウンターパートの存在。
経済学者は「市場が機能していると考えてしまうからです。ある意味、それは正しいのです」。しかしどんなどんなに賢い経済政策立案者も間違いを起こし、それがテクノロジーと結びつくことで問題を引き起こしてきたという視点は重要。
しかしそういうFTの連載とはいえ何の因果でテクノロジーの社会的影響や経済史の合間に食レポを読まされるのか。
「経済と同様、料理にも場所と歴史が重要だ」技術革新は人の幸せに直結してきた訳ではないと言うハラリさんの考えと重なりますね。健康とかは確実に向上してるんだろうけど。資本も主義も効率上げるから上が得はしそうな気がするけど、労働運動は日本がより必要そうですよね。