カーライル、銀行に対抗-ファイナンシング事業拡大へ
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注目のコメント
カーライルのレベルになると、資金の出し手である銀行や債権投資家とも幅広くお付き合いがあるでしょうから、ローンアレンジも可能なんでしょうね。自分でやったほうが手数料も節約できるし儲かる。
とはいえ、エクイティ投資先のローンもアレンジすると、エクイティとローンで利益相反ってないのかな。そんな無粋なことは言うなという感じでしょうか(笑)。投資と融資は似て非なるもの。ノウハウを積み上げなければ、ローンリスクを管理することはできません。規模が大きいだけにリスクを分散できないのも課題です。一時的に収益を上げることはできても、逆風が吹くと、一気にポートフォリオが悪化します。
PEを含むシャドーバンクの存在は、各国の金融規制当局にとっての悩みの種になりつつあります。銀行法が適用されないため、管理・監視ができないからです。負の連鎖が起きれば、金融システムが崩壊してしまいます。「目に見える空きスペースがある。なぜ、われわれはまだ大きくなっていないのか」
これは、カーライルのような投資ファンドに限らずあらゆる業態についていえること。
Appleが銀行機能(預金口座)を備えるのもまったく同じ切り口。非金融業態が金融機能をプラグインで持とうとする動きはさらに広がると思う。