テクノロジーが農業の未来を変える--Plentyの垂直農場を見学
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植物の葉自体が高精度の太陽光パネルのようなものですから、再生エネルギーだろうとなんだろうと発電システムを使って、LEDを灯しレタスを育てるよりも
平場の施設栽培をした方が圧倒的にコストダウンではないかと思えて仕方ない。
ちなみに日本で同じようにやった場合には気候的に病害虫を妨げられないのではないかと思います。
(小さな失敗例をいくつもみています)
現状レタスのベビーリーフが中心でこれからトマト、イチゴに挑戦ということですが
穀類や芋類を生産できる見込みは現状たっていないでしょう。
であるならば食の安全保障とはほぼ関係ない技術だと思います。一番驚いたのは垂直栽培よりも、完全な自動化です。種まきから始まり、苗をポッドに植え替える。苗が育ったらタワーに運び、タワーを移動して立てる。収穫時にはタワーを取り込み、機械で一気に収穫して、選別してパックに詰める。ここまでロボットやコンベアを使った完全自動です。
Plentyの野菜はひとパック4ドルくらいで売られていて、サラダ用のレタスとかをよく買っていました。品質管理がしやすいのか、いつ買っても食感がよかったのが印象に残っています。
ただ現状ではコストが劇的に下がっているわけではない(むしろ通常の商品より少し高い)ので、今後テクノロジーと規模の経済でコスト面で優位に立つのか、環境面で優しい点をさらに打ち出すのか、品質をさらに高めるのか、明確な方向性が問われ始めるタイミングにきてます。