各国比較では、給与データをもっと活用した方が良いと感じている。一人当たりGDPは、平均的な数字を把握できるが、マーケットの中心となるのは首都やその他の大都市。州別、省別のGDP per capitaに加えて、人材会社や人事コンサル会社が出している給与データもみるとより立体的に見えてくる。また、ベトナム等の新興国のスキル人材が、年収400万で安く感じるのは絶対値レベルでそうであるのに加えて、社会保障が脆弱なため、自分で医療費などを準備する必要があることも大きいと思われる。日本でいう年収400万とは、内実が異なる事も要注意事項である。