[12日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティスは12日、米バイオテクノロジー企業チヌーク・セラピューティクス(本社シアトル)を最大35億ドルで買収すると発表した。

チヌークは希少腎疾患であるIgA腎症(IgAN)の治療薬開発が最終段階にある。

新たに設立したノバルティスの子会社をチヌークと統合する。取引は今年下期に完了する予定。

チヌークの株主は現金で総額32億ドル(1株当たり40ドル)を受け取るほか、一定の規制上の基準を満たした場合に最大3億ドルを受け取れる不確定価額受領権(CVR)を付与される。

チヌーク株の先週末終値は23.99ドル。