少子化なのに「絵本」市場は拡大の知られざる裏側
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絵本にはサイズの規定が無いそうです。
そこに描かれた絵は単なる挿し絵ではなく、一流の画家たちによるコンパクトな画集のようなもので、それぞれの作品にふさわしい大きさで製作されているとか。
さらに赤ちゃん用の絵本はかじっても顔にぶつけても大事に至らないよう、安全性や耐久性を追及して製本されているそうです。
特に月齢が低いお子さんは視力が十分でなく、また繰返しが大好きという特徴があるので、紙のページをめくることで識別しやすい形がまた目の前に出てくる楽しさがたまらないのだと思いす。
絵本を読む上でかかせない「めくる」という動作は、重要なエンタメ要素となるだけでなく、作品の表現手法に組み込まれている場合もあります。いないいないばあ、もこ もこもこ、お月さまこんばんは、はらぺこあおむしなどを電子デバイスで観たら台無しです。
身近な大人の優しい声で聞くという、心地良い空間体験の積み重ね。
何度も繰返してつぶさに絵を観察することで、行間や文脈を読み解く素地が作られる。この2点が相まって、本好き、本が読める子に育っていくそうです。
文章は音で味わう
字ではなく絵を読み解く
自分流に演出したり、大人の感想・誘導を加えることは、価値観の押し付けになることもあるそうです。
字面を追うのは頭の固い大人側の読み方だと認識して、小さな子どもだからできる絵本の世界の擬似体験を邪魔しないようにする。ゆっくり時間をかけて、隠されたコンテクストを拾い上げる作業を一緒にすることが子どもの喜びにつながるそうです。
注目のコメント
少子化の中で絵本市場が伸び続けているとのこと
電子化しにくいこと、新刊が増えていること、大人にも人気が出てることなどが理由にあげられています
新刊について、基本は親が子供に与えるのでロングセラーが強い構造ですが、新刊比率が10年前の8%から17%まで上がってきているとのこと
えんとつ町のプペルで話題になったキンコン西野氏も、結局親が子供のときに読んだものを与えるので、一世代目はとにかく読ませることが必要なので、図書館への寄贈を頑張ってましたよね
個人的にはたまたま従姉妹が絵本作家さんをやっていて、そんな仕事あるんだー、と思っていたので市場動向が分かる記事でありがたかったです絵本は特殊な市場です。薄くて硬い紙で、高額な価格ながら、長期間売られる商品。シニア向け展開や海外展開も見込めます。一方、「デジタルえほん」も広がってきました。楽しみです。
少子化が進む中、絵本市場は伸びているのは面白いですね!
出版社の頑張り、自治体との連携、クリエイターの多様化などが起因とのこと。記事中にあるように「絵本はめくることが大切なため、紙である必要がある」というのも大きな要因だと感じます。
スタートアップでも、絵本の世界に入り込む体験ができるパーソナル絵本を提供する企業や、幼児の言語獲得支援を目的としたデジタル絵本を開発する企業など、絵本は注目されています。
色んなものがデジタル化していく中で、絵本のあり方がどう変化していくのか、伸びていくのか楽しみです!