NY株3日続伸168ドル高 利上げ停止観測が強まる
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きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸したほか、IT・ハイテク株にも買い戻しが入り、ナスダックも上昇しました。
S&P500は10月安値から20%上昇し、強気相場入りとなっています。
この日発表の米新規失業保険申請件数が労働市場の軟化を示したことで、米国債利回りが低下しており、時間外でIT・ハイテク株に買い戻しが出ています。
米新規失業保険申請件数は2021年10月以来の高水準の増加となり、企業のレイオフ発表が実際の雇用削減につながり始めた可能性が示唆されています。
前日はカナダ中銀の予想外の利上げでカナダ債と伴に米国債利回りも上昇していましたが、きょうは下げており、IT・ハイテク株をサポートした模様。
全体的には方向感のない展開が続いている印象。
投資家は次の材料を待っており、ポジション調整の範囲に留まっている印象。
決算が終わり、債務上限問題が解決し、来週のFOMCを待つという、ちょっとした空白地帯にいる感じか。
FRBが利上げを一時停止することが広く予想されているが、ガイダンスがどうなるのか。
そして、13日の米消費者物価指数(CPI)指数がどうなるのかが本当に重要になりそう。
インフレがFRBの2%目標を上回っているにもかかわらず、マクロ的な兆候はじりじりと軟化していることが示されています。
例えば、米賃金の伸びは鈍化。
求人のIndeed社によると、5月の賃金は年率換算で前月比5.3%の上昇となったが、4月から0.4%ポイント低下しています。
短期金融市場ではFOMCでの据え置きの確率を現段階で72%程度で見ています。
VIXも14台割れ続き楽観&グリード継続です。