[ワシントン 8日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は8日、米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする世界各国の中銀に対し、金融政策の「軌道を維持」し、インフレとの戦いで引き続き油断しないように要請した。

IMFのジュリー・コザック報道官は、米国ではインフレの勢いが弱まっているが、依然として喫緊の懸念事項と指摘。定例会見で「インフレが予想以上に続くようであれば、FRBはより長期にわたり金利をより高い水準に引き上げる必要があるかもしれない」と述べた。

IMFは7月25日に最新の世界経済見通しを発表するという。

また「世界経済には中期的に課題があると見ており、そのためには現時点で政策措置を講じる必要がある」と強調。「インフレを決定的に低下させるために、中銀は金融引き締めを継続すべき」とした。