【対談】不安な時代こそ「時間をかける」ことを見直そう
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誤解を恐れずに言えば、不安は全て自分自身の中から生まれます。生物学的には命の危機がある時に発生するような感情ですが、現代社会においては主に人間関係の間で発生する感情となっています。
同じ事象が起きても、不安に感じる人もいれば感じない人もいます。記事にある様にスマホによる不眠などよって、身体的な体調不良からメンタルに影響が出ることもありますが、多くはメンタル不調からの身体への影響でしょう。
SNSによって得られるつながりは、情報が制限された中での交流であり、薄い情報の中で不安が高まる事もあるでしょう。コミュニティーの中で使われれば、顔色や雰囲気を掴めず、さまざまな想像をしてしまう方もいらっしゃるでしょう。
個人的な結論としては、個人でやれる事の限界があり、米国の様に定期的にカウンセリングを行い、自分の考え方の特徴やクセを知り、どの様に考える良いのかなどを考える時間を持つのが良いという事です。
自分の感情を知り、自分自身をよく知ることから始めてみても良いかと思います。とても学びの多い対談記事でした。
私は今、「感性」の大切さについて考えています。
感性というと一見、自分からものごとに働きかけてなにかを感じ取ること(能動的なこと)と捉えられがちです。
しかし掘り下げて考えると、ものごとを受け取る力だと考えたほうがしっくりときます。食べ物を食べたとき「おいしい」と自分の感覚で真から感じ取るように。
そのことは、本記事の、主体性と受動性についての論考に通じるように思いました。臨床心理士の東畑開人さんと評論家の與那覇潤さんによる対談をお届けします。NewsPicksの記事としては長めの記事です。編集段階でコンパクトにすることも考えましたが、「聞く」と「聴く」の違いから始まり、どんどん深まっていくお二人のお話がとても面白かったので、対談の様子をほぼそのまま記事にしました。ゆっくり時間をかけてお楽しみください。
お話の中に出てくる本も面白いものばかりです。リンクを貼ったので、興味のあるものから読んでみてください。河合隼雄さんの対談集『こころの声を聴く』は、遠藤周作さん、阿部工房さん、村上春樹さんなど、対談相手が豪華でテンション上がりました。