(ブルームバーグ): 対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を開発したオープンAI共同創業者のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が来日し、慶応大学で学生と対話することが分かった。

学生向けの告知文によれば、都内にある校舎のホールで12日に開催が予定されていて、参加者は学生と教職員が対象となる。モデレーターは日本アイ・ビー・エム出身で理工学部の小原京子教授。学生との質疑応答は1時間を予定している。

アルトマン氏が来日し、公の場に姿を現すのは確認できる範囲ではこれで2度目。4月には首相官邸で岸田文雄首相と面会、日本オフィスの開設と日本語サービスの拡充を検討していることを明らかにした。

生成AIを巡っては、ソフトバンクグループの孫正義社長ら国内企業の経営者も関心を示している。孫社長は社員に積極的な利用を推奨する通達を行っている。

国内通信ソフトバンクの宮川潤一社長は5月、和製チャットGPTの立ち上げのための組織を発足したことを明らかにした上で、チャットGPTの利用の機会を研究するための新会社を3月に設立、1000人規模のAI人材を選別したことを明らかにした。

慶応大学の広報担当者は、アルトマンCEOのイベントの告知については確認したものの、詳細については現時点で回答できないとした。

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