FOMC、利上げ休止路線を堅持か-雇用統計は労働市場のたるみ示唆
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時給でもコアPCEでも2%の倍以上あるため、利上げ休止はフォワードルッキングに許容されるとしても市場の一部が(執拗に)期待する年内利下げは到底無理筋だと思います。その点は昨秋からパウエルが言っていることが常に正しかったという整理ではないでしょうか。また、3月か5月に利上げ停止というのは元々市場予想のメインであり、6月休止(そのままお蔵入り)になってもサプライズとは言えないはずです。
問題はそこまで金利の軌道が当たっているのにドル円が140円台にあることであり、その背景には本邦の需給変化があるというのが私の昨年来の仮説です。
注目のコメント
FRBは5月のFOMCで明確に利上げ休止を打ち出しました。その舌の根が乾かないうちに利上げとは言い出しにくいため、6/14のFOMCでは政策金利の据え置きをFOMCメンバーは示唆しています。しかし、インフレ圧力は低減どころか逆に増していることを示す指標が増えています。そこで多くのFRB関係者は利上げを停止(pause)ではなく一回飛ばし(skip)と言い変えています。市場は7/26に0.25%の利上げを織り込みつつあります。
このところ、ハト派のメンバーのみならずタカ派や中立派からも再利上げの含みを残した利上げ休止の声が聞こえてくるので、今回は利上げ中止の可能性が高そうに思います。とはいえインフレ再燃の懸念は未だ強く、1970年代のストップアンドゴーの失敗を繰り返さない思いとオーバーキルを恐れる思いの狭間でメンバーの心は揺れるはず。次のFOMCはそれぞれの景気見通しが出るはずなので、今後をどのように見ているかが気掛かりです (@@。