[3日 ロイター] - 浜田靖一防衛相は3日、北朝鮮の弾道ミサイル情報を日米韓で即時共有する運用に関して、今後数カ月中の初期的運用の開始に向けて3カ国間で取り組んでいくと語った。

「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)が行われているシンガポールでオースティン米国防長官、韓国の李鍾燮国防相との会談後、記者団に述べた。

浜田防衛相は、情報の即時共有の具体的な内容や運用開始時期は調整中としながら、「この取り組みは北朝鮮により発射されたミサイルの脅威を探知、評価する各国の能力を向上させる。早期に実現できるようにしっかりと取り組んでいく」と話した。

北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返しているほか、5月31日には「人工衛星」を打ち上げた。失敗に終わったものの、早期の再打ち上げの意向を表明している。