鹿島・東工大がフィリピンのサンゴ再生へ、沖縄での手法活用
オルタナ
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本ニュースで鹿島建設とのタイアップが取り上げられているフィリピン大学の、ASEAN生物多様性センター(ASEAN Biodiversity Center)で研修を受けたことがあります。
フィリピン諸島は世界的な生物多様性のホットスポットであり、この研究のために生物多様性センターがつくられて・・・という導入で研修が始まるのですが、この周辺は海域の海洋生物多様性も非常に豊富で、世界のサンゴ種の4分の3が生息するというのには驚きです。
地表の70%を覆う海は、人類の活動などによって排出される二酸化炭素の約30%を吸収するといわれています(海洋生物によって吸収された炭素をブルーカーボンといいます)。森林の炭素吸収であるグリーンカーボンは約12%とされていますので、海洋のほうが吸収量が多いわけです。サンゴにも炭素固定が期待されていますが、さらに水質浄化機能も優れています。
鹿島建設は生物多様性やカーボンニュートラルが叫ばれるようになる以前からサンゴの再生プロジェクトを行っておりノウハウの蓄積があります。国際協力やソリューション事業展開は今後も第一線で展開していくでしょう。