将棋の藤井最年少七冠、名人奪取 20歳10カ月、史上2人目
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中盤では優勢だった渡辺さんのたった1手の誤算を鋭く突いて、そのあとは完全にペースを握った逆転勝利でした。最年少名人も7冠もすごいのですが目を見張るのは勝率。藤井聡太名人の通算勝率は0.83。あの羽生九段は0.69、渡辺元名人は0.65。全8冠の残るひとつである王座のタイトルを持つ永瀬王座は0.70なので、藤井名人は圧倒しているといっていいでしょう。Abema将棋中継で田中寅彦九段が藤井聡太くんの凄さを力説していましたが、歴史に残る一番を2日間堪能できました。藤井聡太くんは現在の将棋ブームを巻き起こしたのは間違いありませんが、Abemaの将棋チャンネルも大きく貢献しています。なにしろテレビでは絶対に中継できませんから。
注目のコメント
羽生さんが27年前に七冠を達成した時、あまりの偉業にこんな人はもう2度と現れないのではと当時感じていました。そして実際、七冠は5ヶ月で終焉を迎えました。
羽生さんより4-5歳若く達成したことも凄いのですが、ここまでくるとこの状況をどれぐらい維持できるのか、八冠含めて楽しみができてきました。
将棋の世界は才能に溢れ、上に立つと対策も、そして連戦で体力もしょうもするでしょう。モチベーションの維持も大変に違いありません。
この5歳のアドバンテージが、藤井棋士のこれからにどれぐらいインパクトがあるのか楽しみでなりません。つ、つよすぎる……。
もはや研究勝負では藤井竜王に勝てないので、渡辺名人も研究の存在しない領域での勝負に持ち込み続けた七番勝負でしたが、終わってみれば4勝1敗の圧勝……
こうなってくると、もう人間相手では藤井さんが圧倒的過ぎるので、藤井聡太vs最新AIの勝負を見てみたい……。
それはさておき、藤井竜王(今後は「藤井七冠」と呼ぶべきですね)は序盤はAIを駆使した深い研究に裏付けられ、終盤は抜群の読みの力でまず間違えません。
こうなると、最新のAIに対するのと同じく、一発勝負の研究手順にハメるしかないのですが、しかしこれはあくまでも一発ネタなので、七番勝負・五番勝負のタイトル戦で勝ち越すことは不可能です。
序中盤の深い研究と、終盤の読みの正確さでタイトルホルダーになったのは25年前の羽生善治氏でしたが、それをAIを駆使して上位互換したのが藤井聡太さんです。
この天下は当分続きそうです。7冠おめでとうございます!
AIを友に進化したAIネイティブ第1世代を代表する存在だと思います。まだ中学生の頃、ABEMAの七番勝負で衝撃を受けました。
謙虚な性格、はにかんだ笑顔、そして敗着手に気付いた時のガックリ、どこを取っても魅力的。AIに破れて危機に陥った将棋界の救世主と言っても過言ではないどころか、新時代のヒーローです。
個人的には、令和の3大ヒーローは、野球の大谷選手、将棋の藤井名人、ボクシングの井上選手です。