【新視点】なぜ「好奇心」の有無で学生を見極めるべきなのか
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注目のコメント
好奇心は私も面接で重視してます。あとはシンクタンクなので深い洞察力。この辺りは会話である程度分かります。リーダーシップ、タフネス、協働力、説得力、想像力、クリエイティビティ等もみたいのですが、面接では限界ありますね。
「若い人材は学ぶ機会すらAIにとられてしまいます」は少し心配です。ただでさえゴール指向で若い頃から無駄を嫌うので、試行錯誤が少なく仕事で学びが足りない感じがみえますから。学ぶ機会を自ら作るのも好奇心なので、確かに一番大事かもしれません。1)学歴よりも、“最新学習歴”を教えてくださいと問う
2)学び続ける人材の核・学びの源泉は「好奇心」
3)学びを習慣化する
とても大事ですね。超一流大学出身でも、それは大学卒業までの約20年の人生における実績です。社会人生活はその倍の約40年あるので挽回・逆転は楽です。殆どの社会人は勉強(座学)しませんから。
上記1)~3)は人間の土台の部分であり、実際の仕事で成果を出せるかどうかという点で、キャリアにおける「学習」とは以下の①〜③の組み合わせだと考えています。
①習得に一定の知識・時間・専門性が必要なもの(Stock型・スキル・資格)
②新聞・雑誌等を通じて得られる、いわゆる情報(Flow型・トレンド)
③実践で活かすマインドと、活かしきる実行力・継続力(OJT・修羅場経験)
例えば、最終学習歴は華々しく、様々なことを勉強していても、「資格マニア」なる人は会社に一定数います。好奇心が旺盛でも、「広く浅く・かじったら冷める」では、仕事で使えるレベルにはなりません。また、教科書に書いてある正論を振りかざすと現場では煙たがられます。現場の言葉・行動・環境に置き換え、低姿勢で粘り強く浸透させられるかが鍵です。
私も、40歳を超え、会社の代表を務めていますが、足りない点が多く、資格の学校に通って勉強しています。やればやるだけ自分の不甲斐なさが見える毎日。終わりなき旅ですが、習慣化し生活・人生の一部となれば、苦痛に感じることはありません。
こんな40代を学生時代には全く想像していませんでした。やはり、卒業してからが勝負です。『大学受験の競争で得た時の学びが、35歳まで残っているケースは稀です。そのため直近で何を学んだのか、つまり学歴よりも、“最新学習歴”※3を教えてくださいと問う方が結果的に企業の求めている人材の獲得に近いと思います』
※3 京都芸術大学教授 本間正人氏が提唱する学び直しの概念