莫大なGoogleの自動運転開発費、Uberと提携し回収に道筋
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Uberは自動運転を開発してきたが、アリゾナで人を轢いてしまったり、Googleに知財関連の訴訟を起こされて賠償したりと、まあ、物議を醸しまくった挙句に事業売却している。
既にサンフランシスコとアリゾナで試験的にサービスを展開している自動運転大手のWaymoと提携するのは理に適っているが、過去の遺恨はすっかり癒えたということか。Uberドライバーからすると脅威ということになる。Waymoの自動運転車はまだ相当に高コストだと思うが量産効果で値段は下がるのだろうか?LiDARも相当数搭載されている。
注目のコメント
Google・Uberとヘッドラインのパンチ力としては強いのだが、果たしてうまくいくだろうか…
Uberなど配車サービス各社は、2010年代半ばに自動運転の自社開発に乗り出した。それは自動運転できれば、ドライバーに金を張らず、自社で価値を完全に取り込めるため。でもUberはAuroraに、Lyftはトヨタに売却。それは研究開発の資本力としてあまりに足りなかったから。
Googleは資本力があること含めて、ずっと研究開発は続けている(Appleも)。でも結局自動車やサービスとして出せていない。
そして自動車メーカー各社もCASEの時代でずっと研究開発を進めている。競合がいない・弱い場合であればともかく、自動車本体とのインテグレーション含めて、自動車メーカーがこれだけ研究開発投資を進めている今では、競争環境が厳しくなった。
自動車メーカーとしては、自社の付加価値の最大化のためにGoogleを使うことはしないと思う。するとすれば、自社で研究開発が十分にできないときで、その場合はほかの自動車メーカーの技術かGoogleなど非自動車メーカーの採用。でもそうするとGoogleなど非自動車メーカーは、自動車としては弱者連合にならざるをえない構造。
Uberなどとしても、自社でやらないなら、どこの自動運転でも正直こだわりがないはず(JVとか作って、Uber以外で利用されることで儲けられる構造を作らない限り)。またGoogleとしても、配車サービスの収益からだけで十分なマネタイズに至るような規模ではないだろう。
なので、ヘッドラインとしては大きいが、成功確率は相当低いと、自分は思う。I wrote an article about the topic for CNET Japan.
UberアプリからWaymoの自動運転タクシーが呼び出し可能に--まずはアリゾナ州フェニックスで
https://japan.cnet.com/article/35204308/
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