「サステナブル提案」はコストじゃなく利益!土屋鞄製造所が若年層を取り込んだ手法とは
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私達もKyoto Makers Garage(KMG)というファブ施設を持ちモノづくりに関わっています。KMGは日々色々なアイデアが持ち込まれ形にする場所ですが、最近、長年愛用してきた製品の一部が壊れてしまったので、それを3Dプリンター等のデジタル機器で修復できないかといった相談も受けるようになってきました。「エシカルなものづくりや消費」はこれからの重要なキーワードだと実感しています。
https://kyotomakersgarage.com/最近サステナビリティ関連の記事で土屋鞄製造所が取り上げられているのをよく見ます。
一般にメーカーがサーキュラー・エコノミーへの取り組みを進めるとなると、サステナブルな原材料へ転換するというバリューチェーンの上流側への対処もあれば、リペアやリユースで何度も手入れして販売するというセカンドハンドビジネスへの進出、そして使用済みとなったもののリメイクなどが存在します。このうちどれかひとつだけにやっと取り組み始めた、という企業も多いです。
この全てに幅広く対応している土屋鞄は、サステナビリティへの本気度が感じられ素晴らしいと思います。
なお、使用しなくなったランドセルはこれまで、廃棄されるか海外や国内への寄付、業者またはメーカーに頼んで比較的綺麗な皮部分を利用してリメイクという方法が多かったわけですが、今後はランドセルtoランドセルリサイクルなど、もっと循環の選択肢が増えるとよいと個人的には思っています。動物愛護、環境負荷も考えられているサステイナブル革製品、また長く使うことで味が出て、愛着も湧く…非常に魅力的に思います。人それぞれの価値観はありますが、関心を持っている人は多いのではないでしょうか。
この記事にない観点ですが、地域に、未利用資源を使った革製品が鳥取にはあります。それは、害獣対策(この言い方嫌いですが)で捕獲された鹿やイノシシの革をつかったアップサイクルの革製品です。鹿やイノシシはジビエとして使われているものの、革は使われていない現状があります。つまりこれが未利用資源なわけです。
この事例は地域資源活用のため、地域にお金が落ちるとともに、未利用資源を使っているということで、小さい革屋さんであるものの、地域に果たしている役割は非常に大きいです。私はここで財布や革製品を買っています、行きつけです。気になるかたは以下のリンクでご覧ください。
https://dear-deer.net/