【脳科学】便利な「デジタルツール」が生産性を奪う理由
- ①スケジュールの過密化
- ②移動がない
- ③仕事相手と常時接続
- ④頻繁なメールチェック
- ⑤デジタルマルチタスキング
- 本当のタイムマネジメントとは
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メール、SNS、チャットツール、WEBミーティングツールなど、時代と共にデジタルツールによる効率化が進んでいるように見えて、実はスキマ時間を失わせ、創発性・生産性を落としているーー。
時間のある分だけ仕事に当ててしまうような人の傾向を表したものとして「パーキンソンの法則」というものがありますが、とくに日本人は昔からその勤勉性を誇りに、より長い時間働き、びっちりと埋まった過密なスケジュールがどこかかっこよく、それが”できる”証のような風潮があり、今もそうした雰囲気が残っているように感じます。
やればやるほど実績が積み上がっていくルーチン的・作業的・機械的な仕事であれば、これは当てはまるのかもしれませんが、少なからず創造性やアイデア力が求められる現代の仕事の多くにおいては、そうしたやり方が返って生産性を落とすことにつながっていることに気付き、そうした誇りは無用なのかもしれません。
コロナ禍で慣れてしまった働き方の影響で、文字通りスキマなくオンライン会議がカレンダーを埋め尽くすような日も増えてきました。意図的に休息時間を作って脳を休ませることの大切さに気付かされる、非常に得るものが多い記事でした。
弊社もフルリモートワークに移行してから、私のスケジュールが“テトリス(15-30分刻みで詰め込まれてる)”と呼ばれる状態になってしまった時期があり、中長期の取り組みが後回しになることがありました。
組織構造としては階層化による権限移譲により解消につとめましたが、あわせて金曜日の午後は中長期の経営業務に集中する時間と決めて、まとまった時間をとれるようになってから、パフォーマンスが向上しました。
デジタル化による生産性向上は良いことなので、あとは意図して組織にこういう余白をつくることが大切になりそうですね。
デジタル化をすれば単純作業が省けるので、仕事の生産性は確実に上がります。要は使う側の問題だと思います。日本では、時間があれば仕事を入れられるので、手が空いている時でも仕事しているふりをしなければいけない様な雰囲気があります。
ヨーロッパで働いている時は、時間があれば誰かをコーヒーに誘って雑談やコミュニケーションをしていました。
デジタル化に関わらず、1人の人間の力を120%使い倒す様な仕組みを見直さなければなりません。日本は上下関係のパワーバランスが不均衡なので、個人の力ではどうにも出来ない事があります。
海外では労働組合がしっかりと機能しており、ストライキを起こしたりしていますが、日本ではそんな話は全く聞きません。
仕事場であっても、人間らしく生きていける環境づくりが今の日本の課題かもしれません。
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