ウクライナ大統領、占領地奪還へ決意=「大量殺害」とロシア糾弾
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印象的な会見でした。かつて焼野原だった広島が今では平和で整備された街になったと述べつつ、壊滅的な状況にあるバフムトもいつか平和な街にしたいとゼレンスキー大統領は述べました。
ゼレンスキー大統領は岸田総理との会談前に原爆資料館を訪問しました。資料館で目にした、原爆で完全に破壊された広島を写真で目にし、自国のバフムトの様子と重ね合わせました。
また、大統領は会見でロシアが原発を盾にするなどテロ行為を行っている、戦争犯罪を繰り返していると強く批判しました。感情的な演説ではありませんでしたが、ロシアはジェノサイドを行うテロ国家だと非難する語調の強さを感じました。同時に、人類の歴史から戦争を失くさなくてはならないと述べ、非戦の重要性を世界に訴えかけました。
ゼレンスキー大統領は、G7各国からの支援にも謝意を示し、記者からカナダからの支援に関する質問に答える形で、ウクライナの農地に大量にロシアが地雷を設置したことから、地雷除去の支援をカナダから受けることを紹介しました。
大統領は記者からの質問に答え、日本に対し期待していることとして「技術である」と明確に述べました。短期的・長期的に日本がウクライナの復興を支援してほしい、エネルギー、インフラ、鉄道、医療などの分野での支援を期待していると述べました。
日本が第二次世界大戦の焼野原から平和で繁栄した国に成長した経験をウクライナにも活かしてほしいという重要なメッセージです。戦争が終わったとしても、ウクライナの復興支援は、日本としても取り組むべき重要な課題になると思います。