金融緩和「粘り強く継続」=修正「時間かけ判断」―植田日銀総裁が内情で講演
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植田総裁は講演の冒頭でこう言っています。「私が心掛けたいと思っていることの1つに、「論理的に判断し、できるだけ分かりやすく説明すること」があります。」。この通りの説明で、そもそも金融政策とは何は、それはどう経済に影響を与えるのか、それは物価と雇用とどう関係するのか、そして結論として、日銀は賃金と物価の好循環を待つ、という構成です。こういう骨太の本質をつく議論があれば、枝葉末節な話題はどうでもよい、と思える程です。ただし、低金利で生じた不動産バブルには触れていません。都心部で中古マンションの平均価格が平均賃金の15年分というのは普通ではありません。
金融リテラシーが極めて低く、金利収入の逸失による将来資産の不確実性にきわめて無頓着な愚かな国民にはこういう金融政策がお似合いで、ベストでしょう。
日本でしかできない政策だろう。他の殆どのの国ではほぼ間違いなくとっくの昔に暴動が起きていたでしょう。
東大の教授のどなたかが最近言ってましたが、2%を下回るような金利でしかやっていけないようなプロジェクトを保護する意味がどこにあるの?で、そんな低金利で飼い慣らされてしまっていること自体が問題でしょう。
誤解ないように言っておくと、国民性をよく理解・分析した上での素晴らしい政策だと褒めてますので、これ。