プラスチックをリサイクルする過程で、大量のマイクロプラスチックが放出されている:研究結果
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大元はアメリカの記事ですが、日本の大手リサイクラでも「うちは排水対策としてマイクロプラスチックフィルタを入れています」というところは聞いたことがないため、廃棄物の洗浄設備からのマイクロプラの流出は日本でも起こっていると考えられますが、事業者も政府もそこまで意識が及んでいないと思われます。
ポリエステルなどのプラスチック繊維を選択すると、服がやせてマイクロプラスチックが水中に流れ出ますが、これと同じ要領でプラスチック洗浄装置でこすれ合ったプラスチックから粒子が水中に流出するわけです。(欧州の環境団体は、新たに製造するすべての洗濯機にフィルター設置を義務づけるべきと欧州連合に求めています。)
このように意図的に製品添加されたものではないマイクロプラスチックにも、段々と注目が集まってきていることから、将来的には自主的に対策を講じる事業者がでてきたり、施設の排水基準に何らかの規制が加わることになるかもしれません。かつてのアルミブームを思い出します。
アルミの缶とかがもてはやされて、アルミはリサイクルできるから環境にやさしいんだ、と言われた時代がありました。
でも、リサイクルするために膨大なエネルギーを使うことが暴露され、トータルサイクルでは環境にやさしくないことが証明されています。