政府「AI戦略会議」初会合 首相「国際ルールに反映」
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「ポテンシャルとリスク」をいかにリアリティもって具体化できるか。
リスクのうちセキュリティ確保や不正確性・偽情報については、技術進歩で急速に解決が進んでいます。リスクをどのように解決すれば、活用が進むか、という観点が大事なので、ルールにするのは難易度が高いでしょう。
結果的に、企業は自社判断せざるを得ない部分が大きくなりそうです。そうなったときに、消極的に限定活用に止まる企業と、積極的に使い倒す企業に差が出てくるような予感がします。後者の積極側の代表はソフトバンクでしょうか。日本がAIの研究や開発には遅れをとっていることは間違いないですが、利活用を推進するためのサンドボックス的な環境をアピールすることで、外部からの技術の呼び込みに成功しているのは大きな成果だと思います。その分、まだ誰も経験していないリスクや課題に直面することもあるでしょうが、そのような環境の中から社会におけるAI導入の先進的なあり方を示していくことは、戦略的に優れた方向性だと思います。
資本主義においては効率性や利益を求めざるを得ないため、それらを実現してくれるだろうAIをどう活用していくか、どのように共存していく社会を創るのかという議論は重要だと思います。政府が真剣にAI戦略を国家課題として検討してくれることはあるべき姿では。
むしろ企業や若者は既に上手にAIサービスを活用しているのだから、その弊害にならないような政府や社会とならないようにすることが、近代で求められる政府の在り方なのかな、と。
とはいえ、少し前には拒否感の多かったものも、今では普通に受け入れられるようになりました。人間は社会的に価値があれば受け入れていくものなので、様々な良い事例をつくっていけば社会にもよりAIが受容されていくでしょう。