JALと米新興、「空飛ぶタクシー」で提携 日本参入へ
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ANAはすでに米国のJobyと提携しているので、JALも追随です。電動機なのでヘリコプターよりも音が静かと言われています。米国では、航空会社が「会社全体の脱炭素比率」を高くする手っ取り早い手段としてeVTOLベンチャーと協業しています。
旅客機サイズの飛行機の電動化はまだ技術的に無理ですが、この程度の大きさならなんとかなるということで、飛行機の脱炭素化へのステップ、と見ることもできます。
注目のコメント
現行その他多くの空飛ぶクルマメーカーが設計する機体は、操縦者を乗せた運航コンセプトに基づくものです。対して、Wisk社は乗客のみの無操縦者飛行を想定した設計をしております。
有人航空機の飛行<>管制には、
・IFR(計器飛行方式/地上の管制指示や計器情報に基づいて飛行するエアラインなどに該当します。)と
・VFR(有視界飛行方式/空港および空港周辺で航空交通管制の指示を受け、管制圏を抜けた後はパイロットの判断による飛行。)の2方式がありますが、
昨年9月には、NASAからも新しい飛行方式、DFR(デジタル飛行方式)のホワイトペーパー(参照)が発行され、これまでの飛行方式では実現できなかった航空サービス発展のため、その重要性を捉えております。Wisk社のものはこの方式に相当するものです。
参照:https://ntrs.nasa.gov/api/citations/20220013225/downloads/NASA-TM-20220013225.pdf
このような背景を踏まえると更に下の空域を多く飛ぶことが予想される無人航空機(ドローン)との管制連携など、機体以外のシステムやサービスの発展にも注目です。JALは大阪万博に向けてVolocopterと提携を発表しましたが、Wisk Aeroともですね。ラリー・ペイジ氏が支援して知られたキティ・ホークが出発点で、ボーイングとの共同出資で設立された同社。Volocopterは翼無しのマルチコプタータイプですが、こちらは有翼のリフトアンドクルーズタイプ。