プーチン大統領演説 侵攻正当化 今後も続ける姿勢強調
NHKニュース
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5月9日の戦勝記念日というのは、つまりソ連軍が中心となってベルリンを占領し、ナチス・ドイツを降伏させた日です(日本の降伏は後日譚のエピソードの1つのようなもので、特に祝日とかにはなっていません)。
現在のロシアでは、5月9日が最大の祝日です。
独立記念日というものもなく、ソ連崩壊の日は忌まわしい悲劇の過去です。
ソ連は、曲がりなりにも共産主義を世界中に普及して世界を救う、という世界史的使命を掲げていましたが、今のロシアにはそういうものはありません。
「ナチスを倒した」というが最大のアイデンティティで、これは確かに欧米諸国にとっても功績として評価されるものです。今のロシアにはそれしかありません。
プーチン大統領の演説の主な筋は、
・ヨーロッパで再びナチスが台頭し、ロシアを滅ぼそうとしている
・新しいナチス=NATOは、ウクライナの人々を人質としてロシアを脅迫しており、ロシアはウクライナの人々を救い出すために戦っている
というものです。
どこの架空世界の話かと思うくらい、突飛なストーリーです、ウクライナ人にとって迷惑極まりないですが、ロシア政府は延々と繰り返しこのストーリーをメディアで流し、学校でも教え、本気で信じているロシア人は少数派ではありません。興味深いのは「西側のエリート」を標的にしていたこと。西側の国民ではなくエリートと限定することの意味は何なのだろう?ポピュリスト的な支持を得ている政治家たち(トランプとかサルビーニとか…)を擁護するつもりだった?