パキスタン、IMF支援なければデフォルトの恐れ-ムーディーズ
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パキスタンの外貨準備は、今年の2月には50億ドルを切り、(つまり、1か月分のガソリンやガス、小麦を輸入したら底を突く)でしたが、UAEから10億ドル借り、サウディアラビアから20億ドル借り、6月まではしのげそうですが、外貨準備が増える当てもないので、新たな借金をしなければ、他から借りている借金が返せなくなり、デフォルトします。
最大の貸し手である中国がもう貸してくれそうにありません。
アジア開発銀行からは去年の10月に15億ドル借りていて、もう貸してくれないでしょう。
あとはIMFが貸してくれるかどうかです。
パキスタンがデフォルトすると、高い確率で内乱になり、数百万人の難民がヨーロッパを目指す可能性も高くなります。
それを阻止するために、IMFが数十億ドルを貸してくれるかどうか、です。
借金が嵩んでも、せいぜい破滅が先送りされるだけですが。元々の原因は昨年9月に洪水で国土の1/3が水没して経済が大混乱したことです。しかも農業の比率が高い。更に、全ての農産物を有機栽培にしようとしたことで、収穫もガタ落ちしていました。本来ならIMFによる救済の出番です。ただ問題は、債権国、中でも中国と債務免除の比率で合意出来ない点にどうもあるようです。本来ならパリクラブという債権国会議が機能するのですが、中国は加盟していません。この問題、グローバルサウスから見ると、なぜウクライナばかり優遇するのか、欧米先進国の偽善のようにも見えるとのことです。