2023/5/10

【変革】IT企業・DeNAが「本気で」街づくりに取り組む理由

NewsPicks編集部 ライター
IT企業のディー・エヌ・エー(DeNA)の事業と言えば──。
ほぼすべての人が、スマホゲームかプロ野球の横浜DeNAベイスターズを思い浮かべるのではないだろうか。
ところが、今DeNAが力を入れている分野の1つが、「街づくり」なのはあまり知られていない。
神奈川県内だけで野球、バスケットボール、サッカーの3つのプロチームを運営するだけでなく、同時にスタジアム周辺エリアの開発にも取り組んでいる。
今年3月には、バスケットボールの本拠地・川崎市で、川崎駅隣接地域に1万人を収容できるアリーナに加えて、複合エンターテインメント施設の建設を発表した。
宿泊施設や飲食施設、公園を備える商業施設を含めたもので、2028年10月の開業を目指す。
なぜ本業がIT企業のDeNAが、こうした取り組みに本腰を入れるのか。
そして、これまで培ってきたノウハウから見えてきた勝ち筋、今後のプランとは。
DeNAでスポーツ・街づくりを統括する、スポーツ・スマートシティ事業本部の對馬誠英本部長を直撃した。
INDEX
  • ①プロ野球は「インフラそのもの」
  • ②「一体運営」のメリット
  • ③「関内」の空洞化を防止せよ
  • ④野球の勝ち筋を、横にも展開
  • ⑤「DeNAだから」できること