FRBは利上げ休止可能か、4月の米CPIが手掛かり提供へ
Bloomberg.com
89Picks
コメント
注目のコメント
「利上げの停止」に関しては、一旦停止しておき、インフレが収まらなければ、追加利上げの可能を残しています。ただ、中堅銀行の貸し渋りが続けば→間接的な利上げの作用ともなりますので、その場合は、追加利上げは非常に難しいように思います。
「利下げ」については、パウエル議長は年内の利下げを否定。しかし、フェドウォッチでは年内9月にも利下げ見通しとなっています。このように、パウエル議長とマーケット予想にズレがある場合は、後々乖離を埋める際に市場のボラティリティが高まる時期がありそうです。ちなみに、CPI(コア)が3%までに下がらないと利下げは難しい印象です。一旦利上げ停止は能うものの利下げに転じる事が難しく、再びインフレ懸念(特にコアCPI)で追加利上げ検討場面もあり得ると思います。
私見ではインフレ収束には①雇用調整=失業率上昇②アセット調整=不動産や株価下げの内どちらかでも起きないと厳しいと観ています。
一方で米経済頼みの個人消費も(クレジットカード残高及び返済状況からも)楽観視出来ず所謂リセッション懸念も拭えず。
更には目先財政懸念の格下げ懸念すらあり厳しい状況。
〜マーケットはVIX推移踏まえても楽観的ですが果たして先日の声明では一旦利上げは停止することを匂わせる文言を入れつつも、データ次第では利上げを継続することを正当化するような文言も見られました。
しかし、ポイントは市場が折り込む年内の利下げに対しては議長が明確に否定していることですね。