[台北 5日 ロイター] - 電子製品受託生産世界最大手で、米アップルのiPhoneを受託生産する台湾のフォックスコンは5日、スマート家電部門の不振により、4月の売上高が前年同月比で11.77%減少したことを明らかにした。第2・四半期全体についても事業の落ち込みを予想した。

4月の売上高は4292億台湾ドル(約140億米ドル)で、自社予想と一致した。

スマートフォンなどを含む、同社の中核事業であるスマート家電部門については、「伝統的な閑散期」に入ったため、4月は減収となったとしている。これ以上の詳細には触れられていない。

第2・四半期に関しては、比較対象となる前年同期の水準が高いことや、旧製品から新製品に移行する「季節的なオフピーク期」に当たるとして、低調になると見込んだ。

アップルを含む大手電子機器メーカーは年末のホリデーシーズン前に新製品を発売するため、台湾のハイテクメーカーにとって上半期は不振になることが多い。