[ワシントン 4日 ロイター] - 米財務省は4日、米カリフォルニア州を地盤とする銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープや米地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープの株価急落を受け、市場動向を引き続き注視していると述べた。また、米銀には「相当な」流動性があり、預金の流れは安定していると指摘した。

パックウエストの株価は一時60%下落。ウェスタン・アライアンスの株価も一時58.2%下落した。

パックウエストは同日、戦略的選択肢について複数のパートナー・投資家候補と協議していることを明らかにした。

専門家は、こうした動きは両行のファンダメンタルズを反映しておらず、ファースト・リパブリック銀行の経営破綻を受けた空売りの結果である可能性が高いという。