「PayPay改悪」に補助線を引く 利用者デメリットを上回る“収益改善効果”とは
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欧州で登場するも日本では結局普及しなかったサービスにカードアグリゲーションがあります。複数のクレカ等を一枚のカードにまとめるサービスですね。
磁器ストライプを複製するものも有りましたが、Curve等の一応ちゃんと動く世代のサービスはカード支払いの中継を行っています。これらのサービスはカードの発行者であると同時に加盟店で、自社のカードで支払いが行われると同額を登録されたカードに課金します。
で、これら欧州のカードアグリゲーションサービスの現状はというと、概ね死屍累々です。
理由の一つはApple Pay等のデジタルウォレット。タッチ決済の普及によって「複数カードをまとめたい」という需要の多くは概ねこれでカバーされてしまいました。これらのウォレットはEMV規格のトークナイゼーションを用いてスマホ等を物理カードの肩代わりにするもので、支払いの中継を行っているわけではありません。
もう一つは、儲からなかった。支払いを中継すると登録カードの発行者に支払う手数料を負担する必要が有ります。フランスでもAuMaxという業者が終了しましたが、報道によれば驚きの赤字額。
手数料の安い欧州の銀行が発行したカードを登録させて手数料の高い欧州外への旅行中に使わせる事で利ざやを稼ぐという心積もりもあったようですが、ああコロナ。
今回のPayPay改悪で気がついたのは実は日本にもカードアグリゲーションあったじゃんという点です。手持ちのカードを使わせる事でPayPay新規利用のハードルを下げ、PayPayにしか対応しない店舗でもカードでの決済という利便性を提供していましたが、結局そのコストに見合う会社のメリットが無くなったのでしょう。
記事では「日本のキャッシュレスがポイント還元を主な動力として動いている」故の高手数料体質にも言及されていますが、社会の方向として手数料を引き下げていくのであれば、ポイント還元の抑制以外にもこうした複数の決済手段を多段に重ねる有る意味で日本独特の風習も次第に無くなっていくのではと思います。ソフトバンクで決済紐づけていたので、僕にはこっちの方が痛いです。
“8月1日以降「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でPayPayに残高をチャージする際に2.5%の手数料がかかる”
https://japan.cnet.com/article/35203356/改悪とは言いようじゃないですかね。
古いシステムを切り捨てただけじゃないですか?
クレカって結局は旧式の非効率な通信システムでしょう。
QR決済の方が通信効率も良くて、セキリュティ性能も高いはずです。
WindowsだってIEを切り捨てて、edgeに切り替えたじゃないですか。
IE向けの開発を切り捨てるだけで、WEBサイトの開発コストは抑えられます。
PAYPAYの新式システムを利用するために、旧式を経由させてたこと自体が謎でした。
古いものは捨てて行かないと、新しい物を作っても本来の価値が半減するんですよ。
【追記】
クレカ決済 vs QR決済
であれば後者が優勢です。
機能の全面更新を考えた時、本体の取替が必要になる場合があります。
クレカの場合は、スマホと比べて搭載できる機能に制限がある上に、全部の有効期限が切れるまで、本体の切替が行えません。数年先を想定した開発が必要です。
QRはスマホの機能性で決まります。最近は、OSの自動アップデートが主流なので、本体の更新が自動でなされます。その上、クレカより機能を搭載しやすいです。開発への壁が少ないんです。
だからこそ、QR決済の方が今後の技術開発視点で見ると優勢です。