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岸田総理がエジプト・カイロ到着 アフリカ4か国歴訪スタート

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    アフリカ4か国それぞれで、個別の案件が話し合われることになるでしょう。
     「アフリカ」とかましてや「グローバルサウス」について話すことはあまりないでしょう。
     これらの4か国がアフリカ全体や、「グローバルサウス」を代表しているわけでは全くないからです。

    ガーナは、昨年末対外債務を返せなくなってデフォルトしており、その処理が最大の課題でしょう。
     貸し付けているのはヨーロッパ諸国が主で、日本はほとんど貸していないですが、ヨーロッパがガーナの借金を棒引きするのか、中国なり日本なりが新しい貸し手になってそれでヨーロッパへの借金を返させるのか、というのが国際的な課題になっています。
     ガーナは北部にアル=カーイダが侵入し、周辺国ではクー・デタが相次ぎ、放っておくとスーダンのようになります。

    エジプトも対外債務の返済がかなり危ういことになっていて、最大の案件はやはりこれでしょう。
     日本も、対外債務全体の2%程度とはいえ金を貸しており(中国は6%)、エジプト政府としては、どこからでもとにかく新たに金を借りたいところです。

    ケニアもデフォルト寸前で(3分の1ほどは中国からの借金)、中国が返済を待ってくれないなら、米国やEUや日本でケニアに金を貸すのかどうか、決めなければなりません。

    モザンビークも、中国などへの対外債務の返済は非常に厳しい状況ですし、国内でイスラーム国が暴れまわっているなどの問題もありますが、フランスのトタルなどが天然ガス田の開発をしていて、東京ガスなどがそこからガスを輸入しようとしている、というのが主な案件の1つでしょう。


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    アフリカビジネスパートナーズ

    G7を控えたタイミングだからこそのアフリカなのだろうと思っています。今回の4カ国は、いずれも政府間の関係が良く、かつ双方に経済的な思惑がある国です。いいかえれば日本としては恩を売っている国で、だからこそいわば切り崩しの一手として、話がしやすいこれらの国が選ばれたのだろうと推測しています。

    1カ国目のエジプトは、日本でもエジプトにゆかりが深い人が多いようにつながりが強い国。もとよりロシアと関係が深く、スーダンの武力対立にも関係しているエジプトは、先進国かグローバルサウスか、どちらに引き込むことができるかという観点で、今回の訪問目的においては重要な国でしょう。ロシア・中国・インド・南アフリカが正式メンバーで、The グローバルサウスの国々が次々加入したがっているBRICSへ、エジプトも参加を希望しています。今年は8月にはBRICS会議もありプーチン氏が参加予定ですが、開催国南アはプーチン氏が逮捕されずに入国できるようICCからの脱退もほのめかしています。政治的にはエジプトを味方に近づけられるかが重要で、そのためにロシア・ウクライナで供給が断たれて困っている小麦の支援を打ち出すなどしていくのだと思います。

    モザンビークは、三井物産が出資し仏トタルが開発する天然ガス鉱区があり、東京ガス、東北電力、東京電力、中部電力が購買を予定しています。治安悪化により開発が遅れていますが、いまがまさに再開となるかどうかの瀬戸際です。開始となれば数年後から日本に輸入されます。なお、伊Eniはここに海洋鉱区を持っており、海洋は治安は関係ないですから昨年からロシアの影響を受けている欧州に天然ガス輸出を開始しています。日本政府はこの天然ガスも含めたナカラ回廊に多くを張っており、暗にそれと引き換えにという交渉が可能なのだと思います。

    ガーナは、野口英世の頃から日本と関係が深く、仲が良い国ですね。ガーナ政府肝いりの自動車誘致に応じてトヨタとスズキが自動車組み立てを行っています。アフリカ自由貿易圏(AfCFTA)協定の事務局があるのもガーナです。

    ケニアは、岸田首相は外相時代の2016年、TICADというアフリカと日本の間の会議に参加するべく当時の安倍首相とともに訪問しています。TICADのアフリカ開催の1カ国目に選ばれたのでもわかるように、日本政府からするともっとも近いアフリカかと思います。


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