[26日 ロイター] - 米大手ホテルチェーン、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは26日、景気後退(リセッション)リスクの高まりが個人消費に影響を及ぼし、旅行需要の回復の勢いが2023年下期に減速する可能性があるとの見方を示した。

クリストファー・ナセッタ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で「米国や世界の多くの地域でインフレ課題があることを認識している」と述べ、より広範な経済環境における減速が同社に影響するとの見方を示した。

一方、中国で新型コロナウイルス規制が解除されたことで、アジア太平洋地域全体の需要は大幅に回復したと説明した。

通期の調整後1株当たり利益を5.68─5.88ドルと予想。従来予想は5.42─5.68ドル。

第1・四半期の調整後1株当たり利益は1.24ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は1.13ドルだった。