(ブルームバーグ): 米アマゾン・ドット・コムは社内で最も収益性が高いクラウドサービス事業で、従業員の削減を開始した。同部門では売上高の伸びが減速している。

削減対象となる米国とカナダ、コスタリカのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)部門従業員は26日早くに通知を受けた。同部門の責任者が従業員宛ての電子メールで明らかにした。AWSは同社利益の大半を稼いでいるが、法人顧客が費用削減に取り組む中、業績が伸び悩んでいる。

アマゾンは全体で2万7000人を削減する。同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中に人員を大量採用したため、従業員が過剰な状態となった格好。同社は今年に入って約1万8000人を削減した後、3月に9000人の追加削減を発表。AWSと人事や広告の各部門などが対象になるとしていた。

アマゾンは27日に1-3月(第1四半期)の決算を公表する。

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原題:Amazon Starts Round of Layoffs in AWS Cloud Services Division(抜粋)

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