ファースト・リパブリック、最大13兆円の資産売却検討-関係者
コメント
選択しているユーザー
銀行のような、賢い人たちの集まりなので、金利上昇リスクは管理されていると思います。
例えば、日本の銀行が住宅ローンは変動金利を優遇して、借りてもらったりしているように。フラット35は、銀行が受け付けるけど、実際の貸出は別のところというパターンの認識。
一時期流行った仕組み預金も、固定金利で融資している分をヘッジするための商品でした。
商業銀行のビジネスモデルが返済期限の短い預金を期限の長い融資に使い、その長短のギャップが金利差を生むことで稼ぐビジネスですから、リスクをコントロールしつつも、正しい稼ぎ方のようには思います。
ただ、お金の置き場所は、10年前より多様化しており、MMFの方が銀行の破綻リスクはなく、利回りも高かったり、ステーブルコイン(暗号資産)なんて選択肢もありますから、信用不安のある銀行からすぐに預金が流出してしまうのかもしれません。
ところで、アメリカには、日本のように決済用の預金は上限なく保証されたりしないのでしょうか…。
注目のコメント
この記事にあるように『大手米銀を含む潜在的買い手は、市場価格を上回る額で資産を購入するインセンティブとして、ワラントか優先株を受け取る可能性がある』という部分が重要だと感じます。なぜならば、債券は通常、満期まで保有できれば元本が返ってきます。満期まで保有できれば問題はそこまでないのですが。今回のように満期よりも先に売却すると債券価格が下落して「含み損」が生じている場合は「損を確定する」行為になります。そのほか、融資債権などの資産売却を検討しているわけですが「含み損」が出ている可能性があるものを、少しでも高い値段で買い取ってくれるならファースト・リパブリックのバランスシートへのダメージを少しでも和らげることになるでしょう。
https://us.kabutan.jp/stocks/FRC/chart
米地銀のファースト・リパブリック<FRC>が前日引け後に決算を発表し、大幅安となったことで米株市場全体を圧迫。
預金が想定以上に減少していたことが明らかとなり、同銀は全業員の20-25%の人員削減を計画していることも明らかにしてます。
4月に入って21日までの預金が1.7%減少しています。
同銀はより広範な救済計画の一環として、500億-1000億ドルの長期証券および住宅ローン債権の売却を検討していると伝わりました。
売却すれば、資産と負債のミスマッチを縮小させることができるとの事。市場では米銀システムへの不安を呼び起こすニュースと捉え、市場も敏感に反応したようで、一時50%安まで急落。
〜不安再燃金融機関は保有資産が含み損を抱えている時に資金流出が起きると、払い出す現金必要→保有資産売却→含み損強制実現となってしまうのでつらい。市場は同じような金融機関はないか探すので、この流れは連鎖しやすいのも注意。svbからの流れで、株式市場はしばらく落ち着かないかもしれませんね。
svbの破綻については、動画で解説してます。
シリコンバレーバンク(svb)の破綻について解説しました
https://youtu.be/QTCHvgVzsYQ