就活生の「ガクチカ」で、企業が本当に聞きたいこと
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『企業側が「ガクチカ」で学生の皆さんに聞きたいのは、「力を入れたこと」そのものではなく、「どのように工夫して取り組もうと思ったのか」「力を入れたことから何を学び、それを次にどう生かそうとしたのか」といった、経験したことからどう学び、次の経験やステップに生かしているのかといったことに着目している企業の割合が圧倒的に多いのです。』
→ネットが広く普及した程度の頃は、こうした「本当に聞きたいこと」をオブラートに包むだけで、ある程度は「対策の対策」ができたかもしれません。相手がChatGPTを使うと、「本当に聞きたいこと」に沿って、自分の経験と学習を盛ってくれるので、その経験と学習が本当に本人のものか、それを見極める深掘り質問が大事になりそうですね。「ガクチカ」から「セイカイ(成績開示)」に移行してきているという話を聞いたことがあります。GPA制度を活用している大学は、2014年には78.2%でしたが、2018年には94.9%まで伸びています。
就活のタイミングで、履修・成績データの開示を求める企業も少しずつ増えてきており、「ガクチカ」がなくても「セイカイ」から学生の特徴や興味のあることを見極めてようとしているそうです。
個人的には、「入難出易」となっている大学を変えることにもつながると思っており、産官学が連携して、「ガクチカ」がなくとも授業・インターン・実習により一人ひとりの学生の知識・スキル・経験が可視化されれば、就活はもっと良いものになると感じています。ガクチカはいわゆるコンピテンシー面接です。
力を入れた行動の背景には、どのような動機があり、どのようなところに課題を感じて克服できるように工夫したのかが重要です。
動機、課題意識、克服の工夫には個人の感性や信念が宿っています。差し障りのない回答など、もったいないです。