[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのシェアが主要市場の米カリフォルニア州で大幅に縮小した。積極的な値下げにもかかわらず販売台数は伸び悩んでいる。

カリフォルニア州のエネルギー委員会が公表したデータに基づきロイターが算出したところ、テスラの同州でのシェアは第1・四半期に59.6%となり、2022年通年の72.7%から大幅に縮小し、17年以降で最も低い水準となった。

一方、競合相手のゼネラル・モーターズ(GM)や、現代自動車傘下の起亜のシェアは1桁台ながら拡大している。

ロイターの算出によると、テスラのカリフォルニア州での昨年の販売台数は同社の販売台数全体の16%を占めた。カリフォルニア州は米国内で最大のEV市場。