【国枝慎吾】私には、自分と相手以外に敵がいる
- 車いすテニスをスポーツにしたい
- 勝ち続けるという重圧
- 東京大会優勝、重圧からの解放
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よくプロスポーツ選手で「チームの勝利に貢献するだけです」というコメントを見かけますが、たまに違和感を覚えます。その選手に悪気がないことはもちろんわかっているのですが、偉大な先人が観客を魅了していたからプロとしてやっていけていることを自覚してほしいですね
"たとえ勝ったとしても、つまらないプレーをしていたら、誰も足を止めてくれません。観客を魅了するプレーをして勝ち続けること"
今年3月17日に国民栄誉賞を受賞されたテニスプレーヤー、国枝慎吾さんのインタビューを3日連続公開でお届けします。
金メダルを獲得した東京パラリンピックでは、国枝さんの闘志溢れるプレーに感動した方も少なくないはず。私もその一人です。
実は国枝さん、この東京パラリンピックに並々ならぬ執念を持って出場されていました。「車いすテニスを福祉ではなくスポーツとして認知してもらう」というものです。
アテネパラリンピックの金メダルで感じた車いすテニスの現在地、王者陥落からの返り咲き、生涯グランドスラム達成。栄光ばかりではなかった27年の現役生活を赤裸々にお話いただいています。ぜひ記事をご覧ください。
「自分が勝つ」だけでも大変な勝負の世界なのに、自分のプレーで「世間の見方を変える」って、相当なハードルの高さだと思うんです。
それをやり遂げた国枝さんのプレー、もし見たことがない方は、まずYouTube(WOWOWオフィシャルのドキュメンタリーやUS Openの公式などがあります)などでプレー動画を見てみてください。
ダイジェストを見るだけで、純粋にスポーツとしての醍醐味を味わえるかと。
例えば、車いすテニスでは打ち返すまで「2バウンド」は許されるのですが、国枝さんは通常のテニスプレーヤーと同様にほとんどワンバウンドで打ち返すんです。それも、かなりの高速レシーブで。
(現在の車いすプレーヤーのトップはほとんどがワンバウンドで打ち返しますが、これを「トップの常識」にしたのも国枝さんです)
素人が見ても異次元なプレーだと分かります。
これほどの選手に上り詰めた理由の一端が垣間見えるインタビューになっていますので、明日以降の続きもぜひご一読いただけたら幸いです。
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