マイクロソフト副会長が極秘来日、ChatGPTなどで自民議員と意見交換
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
彼らは、日本が一番信用できると踏んでいるのでしょう。
欧州は保守的、中国は危ない、となれば日本で、これからのAIを含む高度なIT技術の社会実装に関する先進国でのショーケースに日本がなる可能性が大いにあります。このタイミングで日本がG7の議長国を務めているのも大いに影響しているでしょうが、それも含めて運も実力のうち。この追い風を未来に繋げる取り組みを日本人全員が一丸となって進めるべきです。先日のOpenAIのサム・アルトマンCEOの来日に続き、Microsoft幹部の訪日。日本市場の"おいしさ"が見出されていることを実感します。
ChatGPT、BingをはじめとしたLLM(大規模言語モデル)の肝は、やはり大量かつ良質なデータをいかに確保するかに掛かっています。
その点において、日本市場は「機械学習パラダイス」とも言われるほど、著作権が絡んだデータの利用についても寛容で、厳格な規制を敷くEU、外国勢を排除しようとする中国、ネガティブな意見が多いアメリカに比べると、相当に魅力的な環境です。
また、アニメーションをはじめとするコンテンツの質の高さは世界的に認められるところで、言語だけでなく画像まで含めた生成AIのマルチモーダル化が進展していく自明の流れを踏まえると、やはりこの点においても魅力的です。
さらに、 AI採択も含むG7議長国ともなれば、このタイミングで日本に取り入ることで、そのムーブメントを世界的に波及させたいとする各社の思惑は当然です。
一方、日本政府としては、こうした世界の追い風に乗っかりつつも、国内にある優良なコンテンツをいかに守るかというバランス力が問われています。
データが要となる生成AIにおいては、やはりデータを持っている方がパワー関係としては上にあります。裏返せば、それらのコンテンツデータを各社に取り込まれた瞬間に、そのパワー関係は逆転することが明らかで、難しい舵取りを求められている非常に重要なタイミングにあります。
オープンかつクローズなスタンスを世界に対していかに示せるか、ここが勝負どころになってくるはずです。最近大注目のChatGPTの話題です。活用においては、個人情報や機密情報の管理と利便性の調和および法的な責任の所在がこの先さらに大きな課題となっていくでしょう。ルールメイキングを日本が主導することができれば、日本の存在感を大きく示せることができると思います。
法律家の立場としては、作成する文書の「ヌケモレ」のチェックや新しい観点の気付きを得るのに有効だと感じています。
その一方、使用者が正確性を判断し、情報発信について責任を持つという点は、今までと変わらない必須事項です。
生成系AIの出現は、インターネットの登場やSNSの普及と並ぶ時代の大きな転換点だと感じています。