医薬品の輸入超過続く 貿易赤字最大 魅力なき国内市場
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注目のコメント
確かに日本の創薬力が低下していることは事実。そして薬が売れれば売れるほど薬価が引き下げられる「市場拡大再算定」が創薬投資の大きな障害になっていることも事実ではありますが、記事の指摘はやや一面的です。
そもそもバイオ医薬品への潮流はもう30年以上前に始まったことで、ここ10年とかの話ではありません。その30年以上前に創薬が難化することを見越して、国際製薬大手が規模の追求に走った時にそれを冷ややかな目で眺め、自前主義にこだわった日本の製薬業界の頑迷さが今の状況を招いた遠因です。
残念ながら一定規模を有する製薬企業にとって自前で一から研究開発という時代はとうに終わっています。
ベンチャーなどの技術や開発品を早い段階で目利きし、提携・買収を行うのはこれからの創薬の流れとして避けられません。
つまるところ今や「札束で横面を叩く」に適した相手を見つけ、それに適した札束と、横面をたたく度胸がモノを言う世界です。