【意識調査】「反ルッキズム」の流れは本当に広がっている? 7割が「見た目による差別はなくなっていない」
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「世の中ね、顔かお金かなのよ」という回文があります。婚活の話題でよく引用されます。回文とは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になることを指します。
男性は女性の容姿を求め、女性は男性の経済力を求めるという意味で使われていましたが、最近の結婚において大きな変化があります。2021年出生動向基本調査によれば、女性が望む結婚相手の条件として「男の容姿」が1992年の調査以降の過去最高記録の81.3%となりました。経済力の代わりにではなく、経済力があるのは当たり前で、それに加えて容姿もよくないとダメだということです。逆に、男性側も女性の容姿に加えて経済力を求めるようになった。
冒頭の回文のように「顔かお金か」のどちらかではなく、現実の世界においては「男も女も顔とお金の両方を求め始めた」ということになります。「差別」と括るまでには至らないけれども、あたかも「そうした方が良い」とするようなルッキズムの圧は未だにあるように思えるのが正直な感想です。
若い世代に限って言えば、SNSでの事例が多いですかね。例えば顔が綺麗だったり体型が細かったりするインフルエンサーの方が影響力があり、どれか少しでも欠けていると思えば批判のコメントを書く、というのもよく問題として取り上げられています。
批判する方の問題であることは明らかですが、その方も何かしらルッキズムに対して考えを持っていることが大半なので、個人だけでなく社会全体の問題なのだと思います。
ただ、最近では「ありのままでいいんだ」ということを自分自身を通して伝えていらっしゃる方も増えてきて、少しずつ意識も変わってきているんじゃないか、なんて前向きな見方をしておきたいです。例えば、説得力がある人は、もちろん話し方や話の中身も説得力があるけれども、見た目も説得力がある人であるケースが大半です。
→声が大きい、背が高い、笑顔が自然等々
この見た目要素のベースとして、いわゆる美男美女であることが挙げられます。
もちろん、美男美女でない人で説得力がある人もいるけれど、人は見た目で説得されてしまうのは、理性ではなく本能なので、反ルッキズムは本能までコントロール出来ないと思います。
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