【決算】ネトフリの新プラン、本格導入で会員は増えるのか?
コメント
選択しているユーザー
広告付きプランについては、既存会員からの流入も一部はあると思いますが、これまで既存の価格が支払えていて、広告なしに慣れてしまっている人がほとんどのため、広告プランへのスイッチはあまり多くないと思います。
広告付きで安いプランが出ることは、これまで価格で躊躇していた層の流入機会が増えるので、会員増は見込めるかなと。
一方で、タダ乗り防止の施策、共有アカウントの有料化は、これまで複数人で利用することでこの価格を妥当と考えていた人の離脱を進めるので、複数アカウントを安価で有料にするのはもちろんやるべきなのですが、ベースの価格を下げないと結構離脱が進むのではないかなーと思いました。
ベース下げると利益圧迫するのでやらないとは思いますが。
料金プランの設定って、サブスク事業の戦略の骨子なので面白いですね。
注目のコメント
2023年Q1の決算は、売上高が前年同期比4%増の81億6150万ドル(約1兆1000億円)で、純利益は18%減で13億512万ドル(1759億円)。増収減益です。
会員数は2.3億人ですが、市場期待に応えられず去年から成長鈍化。ストリーミング市場だとAmazonプライム(21%)に続き2位のシェア(20%)と僅差ですが、ディズニーやHBOなどの資本力ある競合も追ってくる中苦戦している様子。
効果的なグロース手段は既にやり尽くし圧倒的成長を果たした後の今の停滞フェーズは、生き残りの分かれ目になります。UberやAirbnbも同じ道をたどり、当時同じく巨大だった彼らの競合先は今は残っていません。
今年はNetflixにとって勝負の年になりそうです。会員数を増やすことはもちろん目先の利益につながりますが、PR視点から言うと、Netfilxの「ビジョンにどう夢を見せるか」がポイントだと思います。企業としてどう存在するのか、Netfilxが在る意味向かうビジョンを、一般の人たちに伝えることができると、ストーリーミング市場で一人勝ちできるのではないでしょうか。いや、それ以上のことがきっとできるでしょうね。
ネットフリックス<NFLX>はパスワード共有の取り締まりもあり、加入者数が予想を下回っています。
同社の成長性への懸念も指摘され、株価も下落していますが、市場からは、「パスワード共有への対応は長期的に考えれば、同社の成長にとっては良いこと」との受け止めも出ているみたいですね。
〜これまでのところ、米決算はまちまちな内容ではあるものの、市場が悲観していたほどはネガティブな反応が見られていない感じです