ASML、4-6月売上高見通しが予想上回る-旺盛な需要が継続
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注目のコメント
株価は日本時間2000時過ぎで-2.5%(欧州市場全体は微減)。
見るべきは売上ではなく受注で、多分それが原因(本記事と会社リリースしか見ていないが)。
下記でプレゼンがDLでき、そのP15にNet Bookings(受注額)が出ている。過去1年が60-90億ユーロで毎四半期推移していたのに対して、今回37.5億ユーロ。
https://www.asml.com/en/investors/financial-results/q1-2023
先端半導体のキャパの一番のボトルネックはASML。だから中国への輸出規制の話もあれば、主要各社としても発注したものをしっかり買い取ったりすることで相互の信頼を醸成して、キャパを確保できるようにしたい。そうしないと、半導体市況が良いときに増産ができない。
ただ、半導体市況は反転し、低迷している。今回ここまで低迷したことは、これまで好況期が長く続いたことから当然とも捉えられる。一方で、過去の半導体サイクルとは違いプレイヤーが集約されていて、色々なプレイヤーがいてたたき合いをする過去とは違う状況になっているし、設備投資体力があるプレイヤーも絞られているから、ここまでなるのは意外という捉え方もできると思う。なお、自分はその中間くらいに捉えていて、楽観に慣れ過ぎていたとも思えば、でも特にメモリはこれだけ集約された中でSamsungまで赤字になるというのは想像だにしていなかった。
下記あたりが本件の文脈についてPick。そこでのコメントで、さらにリンクも張っているので、興味ある方は併せてご参照いただきたい。
TSMC、23年設備投資を280億-320億ドルに減額の計画-報道
https://newspicks.com/news/8348917
サムスン電子が半導体減産へ、回復期待高まる 第1四半期は大幅減益
https://newspicks.com/news/8313001
ASML、10-12月売上高が予想上回る公算-半導体製造装置需要増で
https://newspicks.com/news/7695804ASMLがなくても半導体は作れます。
問題はどの次元と時間軸か。
買い増しには良い時期かもしれません。