【インサイド】楽天モバイルの裏側で、実際に起きていたこと
- 「肝の肝の肝」だから
- モバイル参入は「必然」
- 総務省の思惑「3→4」論文
- 「イー・アクセス問題」の教訓
- 「垂直統合モデル」をぶち壊せ!
- 良くも悪くも「想定外」
- 「年内の単月黒字化」は厳しい
- 鍵を握る「プラチナバンド」
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注目すべきは楽天シンフォニーのビジネスかなと。システム構築費用や運用コストが安い仮想化通信技術で日本で実績あるならば海外から引き合いありそうだなと。日本を実験台に海外に売込むのが本当の目的だったとしたらすごいな笑
以前から度々楽天のモバイル事業に対しては、競争政策上からも総務省の肝入りでもあり、参入の後押しのみならず撤退が難しいことはコメントしてきています。
今回の記事は一通りそれらを一般向けにわかりやすく解説した良記事です。レイヤの高いところでの競争になるのが通信ビジネスの慣例ですが、そこに行くまでのベーシックなところはソフトバンクですら苦戦したのは20年近く前に遡ると記憶にあるところです。
レイヤの高い領域のビジネスを持っている楽天ならではのサービスとできるかで生き残りの難易度が変わります。厳しい状況は続きますが、日本の競争政策としても応援しています。
プラチナバンド割り当ては楽天にはありがたいですよね。ソフトバンクがプラチナバンドを割り当てられたときに孫さんが大喜びしていたのを記憶しています(ソフトバンクも当時は外野にだいぶ邪魔されてましたね)。
ユーザーの増え方が国内携帯ビジネス単独での黒字化のポイント。
グループ全体ではO-RANの技術の海外販売が肝ですかね。
プラチナバンドは、欧米等の先進国ではお金を出せば買えるものであり、OECD加盟国の大半がオークションによって割り当てています。
しかし日本ではそうではなく、総務省(とNTT)が周波数帯域の割り振りを握っており、お金を出せば手に入るというものではありません。プラチナバンドが欲しければ、総務省(とNTT)の幹部を接待漬けにして、関係を深めておく必要があります。
しかし三木谷氏はそれをやっていないので、おそらくいくら金を積んでもプラチナバンドを使用する権限を得られないだろう、と言われています。
携帯電話事業においてプラチナバンド獲得は「最大のポイント」というよりは、(少なくとも現在の科学技術では)事業成功のための絶対条件です。
先行きは暗いです。
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