【衝撃調査】ビットコインの「痛すぎる代償」
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暖房が使えない人がいる中でビットコインのマイニングに使われしまうのは何かがおかしいですよね。ただ、そのことを全体感として指摘することだけでは不十分だと思います。
その様な事が起きる理由は単にマイニングが儲かるということなのですので、経済性やインセンティブを変える事が必要だと思います。米国内(特に同一州内)においては、税制や規制により電力を公共物としてどこまで州政府がコントロールするかという点になると思いますが、これは民間発電企業の投資誘致や効率的な操業から得られる経済的なメリットとのバランスかと思います。
更に世界的に見ると、7億人以上が電力へのアクセスできない状況です。昨年からその数字は増えている状況です。
電力の問題は、原油や鉱物と異なり電力自体の輸送(送電)が物理的に難しいので余剰電力を電力の不足している離れている国に輸送する事が困難なことです。したがって、基本的には燃料を必要としない再生可能エネルギーの発電を中心にオフグリッドの発電、送電線の敷設などを需要地で進めるしかないのが現状です。
https://www.iea.org/commentaries/for-the-first-time-in-decades-the-number-of-people-without-access-to-electricity-is-set-to-increase-in-2022ビットコインのマイニング電力消費量が膨大というのは、昔から言われていたことですが、改めてその凄さに驚きました。環境保護の観点からも、無視できない状況になっています。
Digiconomistの試算によると、1年間にビットコインがマイニングとトランザクションに消費する電力量は204.5兆ワットというとてつもない規模になっています。これを二酸化炭素排出量に換算すると、年間9,714万トン。産油国クウェートの年間二酸化炭素排出量に相当するそうです。このようなしっかりとした調査に基づいた報道メディアがスローメディアとして日本でも生き残って欲しい。日本で言えばnewspicksはその候補の一つだと思っていますが、最近は若者により過ぎている気がしてきます。